内容説明
550枚を超えるカラー標本・生態写真で5亜属16種・6亜種を収録した、これまでの内外の類書ではみられない優れもの図鑑です。この一冊を持ってフィールドに出れば、あなたはマルハナバチ博士。
目次
北海道産マルハナバチ一覧
本州以南産マルハナバチ一覧
各種の解説
よく似た種との見分け方
各部位の名称
オス(♂)とメス(♀〓)の見分け方
亜属の検索
各部位の形態
マルハナバチとは
マルハナバチの一生
花とマルハナバチの共進化
マルハナバチの巣の発見法と発掘法
マルハナバチの飼育法
コロニーサイズ
著者等紹介
木野田君公[キノタキミヒロ]
1960年青森市に生まれる。1984年北海道大学工学部卒業。現在、坑井データサービス代表
高見澤今朝雄[タカミザワケサオ]
1952年長野県佐久穂町に生まれる。1977年法政大学文学部卒業。現在、土地家屋調査士・行政書士
伊藤誠夫[イトウマサオ]
1946年札幌市に生まれる。1969年北海道大学理学部卒業。現在、総合技術学園理事、北海道大学総合博物館資料部研究員/理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スリカータ
17
迷い込んだ大きな蜂を逃したので、それはくまんばち(クマバチ)だろうと画像検索をしたら違っていた。マルハナバチらしい、ということで図鑑を借りて来た。こんなに沢山の種類があるとは驚いた。しかも、想像を遥かに上回る学術的な本であった。体の構造も詳細。後脚に花粉団子をくっつける「花粉籠」という部位があった。彼らが土の中に巣を作る事を初めて知った。そういえば、木や軒下で巣を見たことが無い。新しい発見があり、興味深い一冊だった。しかも大変コンパクト。北海道大学出版会の本。2022/04/16
Koning
17
これはもうもの凄い愛に満ちあふれた一冊(蜂から見るとストーカーっぽい愛だけどね)。日本産のマルハナバチの微細な違いを拡大写真(顕微鏡写真だったりする)を駆使して特徴的な部位の差異でもって区別しましょうという図鑑。図鑑だから図版は山盛り。マルハナバチさんもいっぱい。花に向かって飛んでる写真とかどんだけ接近してるんだ?という写真満載で楽しいです。ホント最近マルハナバチの姿が減ってて困ったチャンなのだけれど、これを見て区別できるようになって(いや、無理無理)例のマルハナバチ目撃情報にご連絡できるといいかも。2013/11/30
かっぺ(こと悩める母山羊)
7
ちょっと巣の形が知りたくて。 後半の巣の一代記が面白い。2013/10/02
orangepelican
2
このお値段でマルハナバチのことをここまで知ることができる図鑑を出してくれたことに感謝。ずらーっと並んだマルハナバチの標本写真を見ることができます。生態写真も、オス、メス、働き蜂と各種について掲載されています。種を同定するための様々なヒントあり。分かりやすく勉強になる一冊です。2015/10/20
高橋直也
2
普通の人なら知らない知識をちょっと得て、なるほど、へーっと、感心しました。2013/10/28