出版社内容情報
地方行政から国の課題、議会制民主主義や政党政治など、さまざまな角度から大切な1票の使い方を考えます。
谷 隆一［タニ リュウイチ］
1974年、埼玉県生。東洋大学社会学部(図書館学専攻)卒業後、広告会社勤務、地域紙記者を経て2008年に東京都北多摩エリアの地域紙「タウン通信」を創刊。2011年に法人化し、株式会社タウン通信代表取締役就任。主著:『市役所で働く人たち』（ぺりかん社）、『起業家という生き方』(共著・ぺりかん社)、『議会は踊る、されど進む‾民主主義の崩壊と再生』(ころから)他。
内容説明
一人ひとりの意識が社会を変える！引き下げられた選挙年齢にあわせ、大切な一票を投じるための様々な知識を解りやすく紹介。
目次
１章 投票はどうやるの？選ぶときの判断基準は？（選挙の基本的なこと；選挙の種類；投票先を決める時のヒント；自分の票をどのように行使するか）
２章 今、どんなことが政治的課題になっているの？（地方の政治的課題とは；地域の実情を知るには；国の政治的課題とは）
３章 そもそも民主主義とは何だろう？政治とは何だろう？（今の日本の政治制度や仕組みについて）
４章 ルポ・地方選挙の現状（埼玉県知事選挙の事例；東京都東久留米市の事例；埼玉県北本市の住民投票の事例）
著者等紹介
谷隆一［タニリュウイチ］
ライター・編集者。執筆業と並行して、東京都北多摩エリアで地域情報紙「タウン通信」を定期発行している。株式会社タウン通信代表取締役（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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なま
10
★4 投票率が低い。負のスパイラルの如く政治不信に陥いる世の中。未来を担う子ども達どころか大人にでさえ説明責任は果たされない。未来を変えるには一人一人の意思（一票）が必要だと言うが、理解不能なものに投票は出来ない。一票を投票する為に、選挙の基礎基本を知る必要がある。選挙についての入門となる基礎情報から、せっかく投票に行くのだから自分の票をより当選に影響するように投票する方法まで。白黒明白に正解を選択するのではなく、無関心でいるよりは、まず行動をしてみようと思わせてくれる他者多様な考え方のヒント。2022/09/09
ケルトリ
6
参議院選挙が始まったので、その辺の知識を得るために。政治の世界もいろいろ考えられているものだな……無関心なままでいると、選挙中の最中に何が行われているも全く見えないものだ。とりあえず今回の選挙は人生で初めて、じっくりと各政党の様子を調べる、ということをやってみるとしそう。2022/06/26
なななろ
5
入門にしては難しい2017/08/16
ユウティ
3
投票先の選び方はもとより、地方選の仕組みなんて学校でも会社でも教わらなかったので、基本のキを順序立てて読めてありがたかった。流山市議へのインタビュー、「市の4年の予算を1人あたりに換算すると、1票は150万円位の価値がある」という考え方が分かりやすくて好きだ。150万使わないともったいないよね。タイトルの中高生が中高『年』に見えてしまい、何度もぎくっとした。もうすぐ氷河期が舵取りする時代になる。若い世代に呆れられないように政治に参加せねば。ぺりかん社はHPではどんな会社か分からなかったな。2021/01/31
奈良坂葵
3
投票率の低さは政治への無関心を表す。選挙のしくみを知るためにも読んでほしい。議員のインタビューも興味深い。2017/12/04
