内容説明
ウォン安、トップダウン経営、マーケット戦略重視で世界市場に伸びたといわれる現代自動車。本書は、躍進目覚ましい現代自動車を支える部品供給体制に着目する。現代自動車躍進のプロセスを丹念にたどると同時に、現代自動車の最大の市場の一つとなった中国に焦点を当て、その進出過程、そこでの生産の実態と躍進の秘密を総合部品メーカーの現代モビスとの連関で究明。10年余にわたる企業訪問とインタビューを基にその秘密に迫る。
目次
序章 問題の所在と分析手法
第1章 韓国自動車・同部品産業の概観
第2章 現代自動車グループの活躍
第3章 現代モビスの誕生と位置づけ
第4章 現代・起亜と現代モビスの中国拠点
第5章 中国における現代モビスの機能と役割
終章 総括
著者等紹介
金英善[キンエイゼン]
2011年早稲田大学アジア太平洋研究科博士後期課程修了。学術博士。現在、早稲田大学自動車部品産業研究所次席研究員、研究院講師。専攻はアジア産業論(自動車・同部品産業)、国際経営論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。