内容説明
数少ない成長分野と呼ばれる医療機器市場で、優勢な外資系に対して、技術力を武器に奮闘する日本企業。その内情を詳しくレポート。技術のある中小企業の立ち位置や、医療機器メーカー以外の大企業の参入、商社による再編&IT化を軸にした医療機器市場への取り組みなども詳しく解説。最後の巨大市場と言われる医療機器市場の参入余地と問題箇所が一目瞭然になる1冊。
目次
第1章 トップ企業オリンパスの躓き
第2章 治療用機器のトップ企業テルモの戦略
第3章 今最も“旬”な会社・富士フイルムの挑戦
第4章 診断機器の概要と主要なメーカーの動向
第5章 世界に羽ばたく中小企業
第6章 拡大が続く人工透析関連市場
第7章 大企業の医療機器への取り組み
第8章 強大な企業規模で日本市場に臨む外資系コングロマリット
著者等紹介
溝上幸伸[ミゾウエユキノブ]
1955年生まれ。経済ジャーナリスト。経済誌等の記者を経てフリーに。医療、流通、金融分野を得意とし、複雑な業界事情を平易なことばで解説する、取材力・分析力には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミント
2
医療機器メーカーの全体像や個々の会社についてさらっと書かれている。2019/06/26
升
0
医療機器メーカーに新卒で入るなら読んで損は無いけど、深い洞察や分析は無くコンセプチュアル。2014/02/26
くりりんワイン漬け
0
医療機器関係の業界の本としては就活している学生向けの本が一般的で、それ以外ですとプロフェッショナルな技術本から読み解いていくしかないのが実情。特に書店ベースで購入をしている人にとってはこの現状ではなかろうか。 そのなかで医療機器という業界についての今後を簡単に紹介している本書はとても貴重。 2013/06/07