内容説明
イノベーションは経済社会の「魔法の杖」なのか?デザイナー(実務者)とアカデミアン(学究者)のコラボレーションが生んだ創生的革新のための提案書!!
目次
はじめに 日本のイノベーションの傾向と課題
第1章 イノベーション発動のメカニズム
第2章 イノベーションを超える「創生の場」
第3章 イノベイティブ思考とリベラル・アーツ教育―協働によって気づきを興す「考想する」場をどうデザインするか
第4章 イノベイティブ思考を育むケース・スタディ―「考想する」協創のプロセスをどう醸成するか
付録A 名古屋大学エース・ラボS イノベーション発動型実習の事例
付録B 名古屋大学体験型講義におけるファシリテーションの実例
著者等紹介
前田明洋[マエダアキヒロ]
株式会社オカムラフューチャーワークスタイル戦略部はたらくの未来研究所プリンシパル・リサーチャー。1962年生まれ。1985年明治大学卒業後、株式会社オカムラに入社。空間デザイナーとしてオフィス環境、教育環境、とくに大学施設を中心とした設計・デザイン業務に携わる。2006年に、知識創造空間に関する分野の研究職に着任。国内外の先進的な創造的空間環境の視察・調査を行ない、理想的な協創環境の模索を始める。2013年に、大学教育環境における知識創造空間についての提案書である書籍『ナレッジ・コモンズ』(日経BP社)を出版
栗本英和[クリモトヒデカズ]
国立大学法人名古屋大学教養教育院教授・副院長(教育の質保証)。1956年生まれ。1981年に名古屋大学工学研究科博士前期課程修了後、化学プロセスの動的最適化の研究に従事する。1993年に創設された情報文化学部(現、情報学部)で文理融合の教育研究に携わる。2004年から評価企画室にて経営の質や学習組織の視座による、法人評価や認証評価に資する業務基盤の構築に従事する。また、教養教育院にて資質・能力の醸成を目指すLiberal Arts教育の開発を始め、大学院共通科目の体験型講義を担う。日本学術振興会プロセスシステム工学143委員会委員、中部生産性本部・中部経営品質協議会運営委員長、日本ナレッジ・マネジメント学会理事ほか、日本e-Learning大賞(第8回奨励賞、第9回アクティブラーニング部門賞)、工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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