内容説明
「人格障害」の人びとにどう対応したらいいのか、医師や看護師たちが編み出してきたさまざまな工夫を理論的に跡付け、臨床的に実践したレポートであり、当事者の苦悶の彷徨記を収録する。
目次
座談会 人格障害と呼ばれる人びとの暮らしをめぐって
人格障害の治療とは
人格障害雑感
境界性人格障害という診断について―臨床の中で考えること
ボーダーと呼ばれる人々を抱える看護チームの痛み―その病理が病棟集団にもたらす問題性に焦点をあてて
傷だらけの原点ノート―36冊の日記より
境界性人格障害者とセルフケアアプローチ
病棟は舞台―人格障害患者との間で葛藤する看護師の安寧のために
人格障害圏の人々の看護実践の水準
著者等紹介
阿保順子[アボジュンコ]
1949年生まれ。弘前大学大学院人文科学研究科修士課程修了(文学)。北海道医療大学看護福祉学部教授
犬飼直子[イヌカイナオコ]
精神科ボランティア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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