若き数学者への手紙

スチュアート，イアン【著】〈Ｓｔｅｗａｒｔ，Ｉａｎ〉/冨永 星【訳】

日経ＢＰ（2007/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 253p／高さ 20cm
• 商品コード 9784822283094
• NDC分類 410.4
• Cコード C0041

内容説明

証明って必要なの？予想を解くって大変そうだけど、挑戦して損にはならないの？数学の世界って狭くないの？数学者はこう考える！第一線の数学者にしてサイエンス読み物の名手イアン・スチュアートが教えます。

目次

なぜ数学をするのか
わたしが弁護士になりそうになった顛末
数学は幅が広い
すっかりできあがってしまっているのでは？
数学に囲まれて
数学者はどのように考えるか
どうやって数学を学ぶか
証明の恐怖
すべてコンピュータで解けるのでは？
数学における物語
いくつかの問題を同時におれこれいじる
解けない問題
キャリアの梯子
純粋か応用か？
どこからあんな突拍子もないアイデアがわくのか？
数学の教え方
数学者の世界について
まぬけなことをしでかさないために
協力の喜びと危険と
神は数学者か

著者等紹介

スチュアート，イアン［スチュアート，イアン］［Ｓｔｅｗａｒｔ，Ｉａｎ］
ウォリック大学の数学科教授であり、同大学のマセマティクス・アウェアネス・センターの所長。数学者としてダイナミクスにおける対称性、パターン形成、カオス、数理生物学などをテーマに、１４０を超える専門論文を著述し、また、数多くの著作をまとめている。２００１年にロイヤル・ソサエティーのフェローに選ばれた。イングランドのコベントリーに在住

冨永星［トミナガホシ］
翻訳家。京都生まれ。京都大学理学部数理科学系を卒業。国立国会図書館、自由の森学園教員などを経て、現在は一般向け数学啓蒙書、児童文学などの翻訳に従事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たろう]

自分の経験と重なって、数学と世界の豊かな繋がりを感じて当時深く感激した本。

2023/02/08

[keitastar]

数学が日常生活の全てで使われること、数学者へのイメージが変わった。

2019/05/25

[牛タン]

将来数学者になりたい学生向けの本。数学者である著者がが将来数学者になりたい姪？に宛てた手紙形式になってる。この本の中に書かれてた「定時あがりするような人は研究者には向いてない」という言葉に影響を受けて、とにかく遮二無二やらなあかんのや、みたいに思うように当時はなった。周辺分野の本を読んでおくべき、とかいうアドバイスも載ってる

2010/06/27

[村上 飛鳥]

数学者についてだけでなく学問としての数学そのものについても内容は濃い。途中途中また読み直したい。

2014/05/22

[junkoda]

数学の未来に楽観的でうらやましい。物理学でも同様に、まだまだ未来があると言えるだろうか。分野によっては言えるかもしれない。

2009/07/05