内容説明
シェフ・オーナー・プロデューサーの3役をこなす男が語る経営論。
目次
第1章 経営戦略―「時代を生き抜く」ための兵法を知る
第2章 人材育成―成長過程図が人を育てる指針になる
第3章 商品開発―全ての人が幸せになる「循環」を作る
第4章 長期計画―時代の流れを感じ取りながら進む
第5章 質疑応答―奥田シェフに聞く次の一手のヒント
第6章 人間形成―サポーターが語る「奥田流」の極意
著者等紹介
奥田政行[オクダマサユキ]
「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ。1969年、山形県鶴岡市生まれ。鶴商学園高等学校(現鶴岡東高等学校)卒業後に上京し、イタリア料理、フランス料理、純フランス菓子、イタリアンジェラートを修行。帰郷後に2つの店で料理長を歴任。2000年に独立し、「アル・ケッチァーノ」を開業。2004年、山形県庄内支庁より庄内の食材を全国に広める「食の都庄内」親善大使に任命される(継続中)。2006年、イタリアのスローフード協会国際本部主催「テッラ・マードレ2006」で、世界の料理人1000人に選出される
鈴木桂水[スズキケイスイ]
フリーライター。1966年、京都生まれ。省力機器(産業用ロボット)の設計開発から転身。六角マスコミ塾出身。主にフードビジネスとデジタル機器の分野で一般誌や専門誌で執筆活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kawa
6
数年前、著者がイベントで白馬に来た際に購入、サイン本。意外と言っては失礼なのだが、ご自身のお店の独創的なアイデアに基づくオリジナリティー溢れる緻密な経営ぶりにびっくり。長年の積ん読本だったのだが早く読むべきだった。事業をやっている人や、これから創業しようと考えている人にはお薦め。2017/05/31
Humbaba
5
せっかく育て上げた人間に出て行かれるというのは辛いことである。しかし、引き止めたとしても、今までのように気持ちよく働いてもらうことは難しい。そのような状態では、自分も相手も不幸になるだけである。気持ちよく送り出すことで、少なくとも相手は幸福な気持ちになる。そして、何かあった時にも戻って着やすくなるという副産物もついてくる。2014/03/30
Take
1
タイトル通り、レストラン経営について書かれている。奥田氏の講演がもとになっているのか、とても整理されていて読み進めやすい。 スタッフのスキル・年齢に応じた役割を図解した説明など、私自身と照らし合わせて現状を確認することができた。 実際にレストランヘ行くことで、書かれていることが事実かどうか体験してみたいと思った。2014/09/24
水草遊人
1
奥田さんは経営者としても成功するタイプなのでしょう。 料理と同じく、経営にも手作りの工夫が満ちています。 あんまりいそがしそうで、病気にならないか心配です。 奥田さんは庄内の宝ですから。 p53の「料理人の成長過程」=自分は何をしに生まれてきたのか理解し、行動する =を見せられた雇われ人はなんとも幸せな人なんだろうと思いました。 自分の仕事版を作ってみたいです。2014/01/08