国際会計基準戦争 完結編

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822248031
  • NDC分類 336.92
  • Cコード C2034

内容説明

IFRS受け入れは、日本の「敗北」か?米・欧の覇権争いに背を向け、中国にも後れをとった背景を詳細に描いたノンフィクション。

目次

序章 IFRS時代の到来と日本の「敗北」
第1章 時価会計が金融危機の犯人か?
第2章 国際会計基準「戦記」その1―開戦から国際化受け入れまで
第3章 国際会計基準「戦記」その2―エンロン事件から終戦まで
第4章 会計監査が信じられない
第5章 中国が国際会計基準を握る日

著者等紹介

磯山友幸[イソヤマトモユキ]
ジャーナリスト。1962年(昭和37年)東京生まれ。1987年に早稲田大学政治経済学部を卒業し、日本経済新聞社入社。大阪証券部、東京証券部、日経ビジネスなどで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長を務めた。2008年から「日経ビジネス」副編集長、2010年から同副編集長兼編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はるわか

4
国際会計基準IFRS。2002~03年、世界で会計のウソが焦点に、エンロン、ワールドコム、伊パルマラット。会計の機能不全に対する市場の反乱、2003年4月28日、日経平均7607円。会計基準は企業の強さをはかるモノサシ、会計基準の統一と経済のグローバル化は表裏一体。強いとされてきた日本企業に巨額の損失計上を迫る、持ち合い株の時価評価(含み経営の否定)、退職給付会計(年金債務)。日本の国際会計基準の受入れは、残念ながら後追いの歴史。金融行政も事前指導型から事後処分型へ。2015/10/05

メルセ・ひすい

2
13-114 赤51 ☆新聞屋の書 見解は持っていると思われるが歯切れが悪い。明解さに欠ける。亀井静香大臣の見解、発言についても…懸念された政権交代による国際会計基準問題への影響は、とりあえず回避された。…長年携わっていた新聞屋としてのパワーは?自民党の約60年居座り政権をゆるし日本を駄目にしたのは新聞も大きくカカワッテいたはず。責任感?IFRS受け入れは、日本の「敗北」か…。企業の運命を左右する会計基準決定の舞台裏とは。米・欧の覇権争いに背を向け、中国にも後れをとった背景を詳細に描いたノンフィクション。2010/07/05

ココット

1
初めて出会った、心を熱くさせてくれる会計の本。この本に書かれている『戦争』は、会計基準の主導権を争う国際『戦争』よりむしろ、保身と利権に守られた古い日本の会計業界に対する、先見の明を持った偉大な先人達の維新『戦争』だ。2010/06/09

tsuyoshi1_48

1
2002年出版の前著「国際会計基準戦争」の内容をまとめ、それ以降の動向を大幅に加筆したもの。新作といってよいと思います。会計や監査の世界の方にとって、内容のかなりの部分は自らの仕事の歴史の再体験なので、興味深く読めると思います。第五章の中国の戦略の記述は知らないことが多く新鮮。2010/05/23

伊勢芳行

0
国際会計基準の適用が日本でも始まるということがよくわかります。2017/03/01

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