出版社内容情報
どの人生、どの思いにもわしは泣いた。
これは、わしが『戦争論』を書くにあたり、読んでは泣き、また読んでは泣いたある書物を初めて一般書籍化したものだ。最期のその瞬間も「私」より「公」を思ったすごい日本人のたちの物語なのだ！ 小林よしのり
涙なしには決して読めない、そして、戦争とは何か、家族とは何か、日本人とは何かを痛烈に訴える話題の書。
内容説明
これは、最期のその瞬間も「私」より「公」を思ったすごい日本人たちの物語だ！靖國神社全面協力「英霊の言乃葉」初の選集。
目次
父よ、母よ！
妻よ！
我が子よ！
親愛なるものよ！
我が祖国よ！
有がとう…家族より
著者等紹介
小林よしのり［コバヤシヨシノリ］
昭和２８年福岡県生まれ。５１年、大学在学中のデビュー作『東大一直線』が大ヒット。以降、『おぼっちゃまくん』などの作品でギャグ漫画に新風を巻き起こす。平成４年、『ゴーマニズム宣言』の連載開始、１０年には、そのスペシャル版『戦争論』が大ベストセラーとなり、日本の言論界に衝撃を与える（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
81
この一人一人の遺書を読むと残された家族への愛情、想いがこもっていて思わず泣きそうになるし、更にその遺言を受けて家族がどのような想いで後世を生きていったのかを想像するだけでも感動した。自分もこのような立派な遺書を書ける人生にしたいと思った。2012/01/27
馨
37
直筆の手紙を間近で見たら涙なしではいられないと思います。最後まで家族や愛する人を思い戦った当時の若者に頭が下がります。2012/12/08
うー
35
読書会で『永遠の０』と一緒に読むといい本、と紹介して頂いた本。私は靖国神社には何度か行ったことがある。もちろん遊就館にも行ったことがある。だから遺書や展示品についてもいくらかの知識はあった。花嫁人形も実際に見た。でもこれだけまとまった量の遺書をじっくりと読むとまた違う感慨がある。私の立場でいろいろと語るのは問題もあるのだけど、→ 続く2013/08/12
鈴
30
靖国神社で祀られている方々の遺書。息子をもつ母親として、想像するにはあまりに辛い。時代が違えばこうも違うものなのか。何人かの遺書にも、子孫や日本の未来の平和のために…といった内容があったが、今日本が平和であり、息子を大事に育てられることを、本当に心から有り難く思う。2013/07/28
ひお
28
特攻隊員たちの遺書は残念ながら心に来るものがなかった。自殺者の遺書と同じで自己陶酔入ってるからその心情というか覚悟は話半分な気がしてしょうがなかった。しかし、法務死となっている獄中での遺書の方は結構冷静になって書いているようでどうしようもない足掻くことも出来ない感じが読み取れて心がざわついた。英霊たちが今の日本を見てどう思うか。それに思いをはせると妙に悲しい…。2010/11/02
