内容説明
帝国日本の拡大はいかなる観光を生み出し、観光はいかに帝国日本を支えたのか。内地、台湾、朝鮮、満洲、青島の観光開発、誘致事業、メディア表象を史的観点からひろく検討。
目次
第1部 政策(国際観光局の外客誘致政策と交通;戦前期雲仙における観光客と国際観光政策;日本統治期朝鮮の鉄道と観光政策)
第2部 鉄道(明治期日本の鉄道と「行楽」―回遊列車の流行;戦間・戦時期私鉄の観光事業の展開―名古屋鉄道を事例に;幹線鉄道の発達と鉄道供食産業の展開―戦前期の東海道線と東華軒を事例に;日本統治期台湾の「視察・観光対象」―「台湾鉄道旅行案内」を中心に)
第3部 外地(日本植民地期台湾における旅人宿;日本占領下における山東鉄道の沿線観光;戦前日本における満鉄の観光誘致)
著者等紹介
千住一[センジュハジメ]
立教大学観光学部教授。1976年生。立教大学大学院観光学研究科博士課程後期課程満期退学。博士(観光学)
老川慶喜[オイカワヨシノブ]
立教大学名誉教授。1950年生。立教大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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