内容説明
繰り返されるユーロ危機。厳しい緊縮政策を強い、貧困・格差を助長しながら、金融機関に甘く、肥大化するEUの官僚機構と強まるドイツ支配。崩壊のリスクも秘めた危機を批判的に検証する。
目次
序章 ユーロとヨーロッパ統合の危機
第1章 ヨーロッパ経済・通貨統合とユーロ―そのネオリベラルな特質と狙い
第2章 ユーロ導入以降のユーロ圏経済と構造改革
第3章 ユーロ圏における金融統合と金融危機
第4章 ユーロ危機は何をもたらしたのか
第5章 銀行構造改革と銀行同盟の虚実
第6章 ECB―強大化する権力と危うさ
第7章 ユーロ危機とヨーロッパ統合の行方―More Europeは危機の解決となりうるか
著者等紹介
星野郁[ホシノカオル]
立命館大学国際関係学部教授。1958年生まれ。九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。九州大学助手、國學院大學経済学部専任講師、助教授、教授を経て2005年より現職、経済学修士(九州大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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