内容説明
経済学はもはや欧米諸国の独占物ではない。日本および台頭著しい中国、インド、そしてイスラムの伝統的経済思想の根源に迫り、これからの可能性の中心を展望する。
目次
第1章 土着・伝統的思想と経済学―アジアの古典から学ぶ経済システムの展望
第2章 西欧経済思想導入以前の日本経済思想
第3章 江戸期における「常平倉」「社倉」論―太宰春台と中井竹山の「厚生」的「経済」思想
第4章 中国の伝統的経済思想
第5章 中国の近代化と経済思想―経済学における西学東漸
第6章 イスラムの経済思想
第7章 マハートマ・ガンディーの経済思想―チャルカー運動の再評価
著者等紹介
八木紀一郎[ヤギキイチロウ]
1947年生まれ。名古屋大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。現在、京都大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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