日本図書館史概説

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784816920233
  • NDC分類 010.21
  • Cコード C0000

内容説明

「文庫史」「図書館史」を古代から近代まで通覧!文字と図書文化が伝来した古代4~5世紀頃から1945年まで、日本における図書館(文庫)の歴史を、独自の時代区分に基づき、時代背景とともに通史的に詳説。文庫・図書館のみならず、各時代の書籍に関する書誌学的記述も盛り込み、さらに出版・貸本など広義の図書文化についても言及。

目次

1 序論
2 貴族文庫時代―飛鳥、奈良、平安時代
3 僧侶文庫時代(1)鎌倉時代
4 僧侶文庫時代(2)南北朝、室町時代
5 武家文庫時代―安土、桃山、江戸時代
6 市民図書館時代―明治、大正、昭和から第二次世界大戦敗戦まで

著者等紹介

岩猿敏生[イワサルトシオ]
1919年福岡県に生まれ、1943年京都帝国大学文学部卒業。1950年九州大学図書館司書官、1956年より京都大学図書館事務長・事務部長、1976年より関西大学文学部教授、1990年退職。日本図書館協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スターライト

7
古代から第二次世界大戦までの図書および図書館の歴史の概観を追った書。まず学校の歴史区分(飛鳥・奈良・平安・鎌倉など)を排して、各時代の図書文化の担い手がどの階層だったかによって章だてを構成していることに驚く。その担い手はその時代の支配階層(貴族や武士など)に左右されることが多いが、文化が中央から地方へと拡大するに従って支配階層の動きと微妙にシンクロしながらも、次第に市民へと移っていくさまが確認できる。図書館に興味が特になくても、本好きなら一度手に取ってみてもよいと思う。戦後の記述がないのが残念。 2012/04/22

kyon@おもっち

4
図書館史のレポート用の資料として図書館から借りました。内容はかなり深いところまで掘り下げており、レポートの資料と思いながらもじっくり読んでしまいました。皆さんの感想にあるように、なぜか戦後からが記載されていないのが残念です。2012/12/11

スライムA

1
資料として利用しましたが、日本の図書館史の流れが古代から近代までまとめられており、読み物としても興味深いので是非またゆっくり読みたい。2021/02/21

まぐらかぐら@一関

1
なんで戦中で終わりなんだ・・・2012/07/21

doctor bessy

0
この本以降の日本図書館史の文献から多かれ少なかれ参照されているぐらい古代から第二次世界大戦までの図書館史を詳細に物語っている。内容の厚みがヤバイ。2023/04/12

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