死別を体験した子どもによりそう―沈黙と「あのね」の間で

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  • サイズ B6判/ページ数 124p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816613067
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0036

内容説明

「どうやって生きていったらいいの?」と問う子どもたちにどうよりそうか。毎年自殺や事故によって多くの子どもたちが親を失い、東日本大震災でも多くの子どもたちが身近な人との死別を体験した。子どものサポートにかかわってきた著者がおくる。

目次

1章 耳をすまそう
2章 大切な人の死
3章 子どものグリーフ
4章 子どものグリーフサポート
5章 子どものグリーフをサポートするために大事にしたい19のこと
6章 おわりにかえて―誰でもみんな永遠の子ども

著者等紹介

西田正弘[ニシダマサヒロ]
NPO法人子どもグリーフサポートステーション代表。東日本大震災中央子ども支援センター外部アドバイザー。1960年福岡県生まれ。國學院大學卒業後、1997年あしなが育英会に就職。高校生、大学生の合宿ケア「つどい」などを担当。2000年急増した自殺遺児のケアを開始

高橋聡美[タカハシサトミ]
つくば国際大学医療保健学部精神看護学教授。NPO法人子どもグリーフサポートステーション理事。1968年鹿児島県出身。東北大学博士課程修了(PhD博士医学)。防衛庁および国立精神・神経センターで看護師として働いた後、看護教員として勤務。2003年から2年間、スウェーデンに在住しスウェーデンのメンタルヘルスシステムや教育について調査。2006年宮城県で遺族のわかちあいの会をはじめる。2010年子どものグリーフサポートプログラムを主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ココアにんにく

2
私も子供の頃に親と死別したので、いろいろ思い出しました。何気ない一言に悩んだりしました。途中出てくる「子供の声」や「コラム」は特にじっくり読みました。中でも福田理恵さんのコラムにはすごく共感。周りのはげましが負担になって、悩んで、考えを変えていって…。東日本大震災では震災孤児が1372人も。私がやってることは、あしなが育英会の募金を見かけると、少額ながら毎回必ず募金するだけです。教育環境などもっと上がるといいなぁ。2017/06/21

白としろ

1
「悲嘆のプロセス」①ショック、感覚鈍麻、茫然自失②事実の否認③怒り④起こりえないことを夢想し、願う⑤後悔、自責⑥事実に直面し、落ち込み、悲しむ⑦事実を受け入れる⑧再適応。「死に関する子どもの疑問」・死んだのは自分のせい?・僕も死ぬの?・お母さん/お父さんも死ぬの?・僕も同じように死ぬ?・どうして死んだの?・死んだ人はどこに行くの?・死んだらどうなるの?「自死遺族の心理」①何が原因で死んだのか②なぜ死を選んだのか③どうして私は気づかなかったのか④どうして止められなかったのか⑤自分の際なのではないか2022/10/05

ひい

0
興味深い内容で、記事も良いのだか、造本というかデザインというか装丁というか、物理的に読みにくくてもったいない。2013/07/12

itom

0
夫を亡くし、息子にどう寄り添ったらよいのか、困惑する中でこの本を手にした。気づいたのは、まず私自身にグリーフケアが必要だということ。 日本では、まだまだこの分野が遅れているように思う。

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