内容説明
世界と日本の農と食をめぐる動向をわかりやすく解説。
目次
世界の食料問題に取り組む日本人
第1部 世界の農業と食料需給(世界の農業;世界の食料需給)
第2部 世界の食料問題(食料危機;世界の食と農をめぐるさまざまな問題)
第3部 食と農の問題に対する取り組み(食と農の問題に関する国際機関やしくみ;食と農の問題に対するさまざまな取り組み)
第4部 日本の食と農をめぐる状況(日本の食料需給;農産物貿易交渉の枠組みと動向;食の安全・安心)
著者等紹介
八木宏典[ヤギヒロノリ]
東京農業大学国際食料情報学部教授。東京大学名誉教授。1944年生まれ。1967年東京大学農学部農業経済学科卒業。農林省農事試験場研究員、東京大学農学部助教授、教授、同大学院農学生命科学研究科教授を経て現職。日本農業経済学会会長、日本農業経営学会会長、食料・農業・農村政策審議会会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
7
タイトル通りだと思う。新刊棚より拝借。オールカラー、データ豊富。TPPについても、その将来像が描いてあっていいと思う。221ページによると、FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)に収斂していきそうだという。NGOから評者は情報を仕入れてきたが、密室で決まってしまい、それが後で国民の社会経済に甚大な影響を及ぼすと発覚することであろう。食の安全の問題は、BSEの経験でトレーサビリティシステムが整備されたのに、TPPで遺伝子組み換え表示を含めて、瓦解しかねないのは杞憂だろうか? 親が子供に教えてやるべき本だろう。2013/06/18
ムラタ
3
入門書としても非常に分かりやすかった 高校地理の知識とも絡めながら展開していく説明も良かった。 後半部分は自分の知らない部分もあったので調べてみたいと思う
yurari
2
概略を押さえるには良いと思う。島根県邑南町の取組、初めて知った。2017/03/19
takao
1
ふむ2021/03/23
Kei
1
東日本大震災後までの食料問題を網羅的に解説したもの。少し古いものの、概要を掴むためには非常に優れた一冊。2018/10/14