内容説明
最新の理論と情報で宇宙最大の謎に迫る。地球と太陽系、銀河系、宇宙全体について、それぞれの現在、過去(始まり)、未来(終わり)がわかる。現役第一線の科学者が、みずからの専門分野について、具体的な事例や図版を多数交えながら丁寧に解説。そして終わりの先にある、考えうる宇宙再生のシナリオも紹介している。
目次
1章 現在の宇宙(現在の地球(水の惑星;地球の内側をのぞく)
現在の月―その構造と謎
現在の太陽―生命の源 ほか)
2章 過去の宇宙(原始太陽系のふるさと;原始太陽誕生;原始太陽系円盤 ほか)
3章 未来の宇宙(太陽の未来―主系列星から赤色巨星へ;太陽の最後;地球の近未来 ほか)
著者等紹介
二間瀬敏史[フタマセトシフミ]
1953年、札幌市生まれ。京都大学理学部卒業。ウェールズ大学カーディフ校博士課程修了。現在、東北大学大学院理学研究科天文学専攻、教授。一般相対論、宇宙論の理論的研究が専門であるが、最近はすばる望遠鏡を使って宇宙シアの研究や暗黒エネルギーの観測的研究も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
11
mixiやfacebookの理系の友達に刺激を受ける機会が多いので、宇宙の壮大さに思いを馳せて借りてみた。重要箇所がマーカーを引いてくれてあるような、一度読んだような本の作り方。忙しい現代人には読者思いのいい本。地球からすれば太陽の偉大さは足元にも及ばない。宇宙誕生から今は137億年経過しているようだ(137頁)。生命は46億年経過(95頁)。1兆年とかいう時間スケールからすれば、数十年なんてものは屁でもないな・・・。2013/05/23
まつど@理工
5
主に図版として使った二色刷。(他の本でカラーのがあったような気もする…)。宇宙論を集中学習するさいに自分の言葉で説明できるか確認するために再読予定。2013/08/17
らくだ
1
宇宙の成り立ちが事細かに説明してある。今はここまでハッキリと解っているんだとビックリ。しかし、ここまで解き明かして来た研究者はすごい。後半は分かりやすく書いているんだろうが、あまりにも聞いた事のない言葉ばかりでわからなかった。宇宙の本を読む度に、疑問ばかり増える。2012/01/21