出版社内容情報
バブル期に毎年数万人の流入をみたエンターテイナー世代から、ブラジル人に代わり急増する日系人まで、いまや幅広い世代と領域に広がり日本社会の一部となったフィリピン人たち。外国人労働者の先駆でもある一大エスニック集団の暮らしと語りに密着し、全体像を活き活きと描き出す。
内容説明
バブル期に毎年数万人の流入をみたエンターテイナー世代から、ブラジル人に代わり急増する日系人まで、いまや幅広い世代と領域に広がり日本社会の一部となったフィリピン人たち。外国人労働者の先駆でもある一大エスニック集団の暮らしと語りに密着し、全体像を活き活きと描き出す。繁華街から介護の現場、芸能界まで。
目次
在日フィリピン人とは誰か
第1部 結婚移民(在日フィリピン人女性の労働―興行と介護を中心に;フィリピン人結婚移民の介護職への参入―社会的評価獲得の手段としての介護労働;在日フィリピン人の自営業者―「主婦」となった女性たちのビジネス;在日フィリピン人の第二世代―10万人を超える不可視的マイノリティ;結婚移民に呼び寄せられた1.5世代―日本は定住地か通過点か ほか)
第2部 日系人(フィリピン日系人の移住経路―仲介業者が作った2つのルート;東海地方におけるエスニシティ構成の逆転現象―静岡県焼津市の事例;地方都市の労働市場における競合―ブラジル日系人とフィリピン日系人との関係)
移動と共同性の生存戦略
著者等紹介
高畑幸[タカハタサチ]
1969年生まれ。1994年大阪外国語大学大学院外国語学研究科修士課程修了。現在、静岡県立大学国際関係学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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