出版社内容情報
帝国日本の「骨格」はいかに形成されたのか。欧米から吸収した最先端の鉄道技術が朝鮮・満洲といった外地において固有の仕方で実践され、戦後へとつながる一大鉄道ネットワークの構築に至る歩みを、技術者など人的資源の移転を軸に隅々まで捉え、比類なきスケールで鉄道史を描き直す。
内容説明
帝国日本の「骨格」はいかに形成されたのか。欧米から吸収した最先端の鉄道技術が朝鮮・満洲といった外地において固有の仕方で実践され、戦後へとつながる一大鉄道ネットワークの構築に至る歩みを、技術者など人的資源の移転を軸に隅々まで捉え、比類なきスケールで鉄道史を描き直す。
目次
帝国日本における鉄道技術の展開
1 鉄道技術の導入と定着(鉄道技術者の海外留学;鉄道運輸専門家の誕生;電気機関車の国産化過程;ディーゼル機関車の国産化)
2 鉄道技術の伝播と経営展開(吉敦鉄道の建設過程;大連機械製作所の技術と経営;龍山工作の技術と経営;帝国圏鉄道における日本人技術者の配置と技能者養成;ソ連鉄道工場への鉄道省技術者派遣;満鉄鉄道技術研究所の組織と活動;戦時下における華北車輌の経営実態)
帝国日本と鉄道技術
著者等紹介
沢井実[サワイミノル]
1953年生。1983年東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。大阪大学教授、南山大学教授などを経て、南山大学特任研究員、大阪大学名誉教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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