中央銀行はお金を創造できるか―信用システムの貨幣史

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中央銀行はお金を創造できるか―信用システムの貨幣史

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815811259
  • NDC分類 338.433
  • Cコード C3033

出版社内容情報

社会に深く浸透している経済学の「常識」が、

いかに貨幣の実態を捉えそこね、

不合理な判断や施策を生み出してきたか、

イギリス金融史の精緻な分析をもとに鋭く実証。

近代的貨幣の生成プロセスを「信用」の次元から描き直すことで、

MMTにもつながる素朴な認識を覆し、政策の指針を示す。

金融政策の再構築にむけて

内容説明

社会に深く浸透している経済学の「常識」が、いかに貨幣の実態を捉えそこね、不合理な判断や施策を生み出してきたか、イギリス金融史の精緻な分析をもとに鋭く実証。近代的貨幣の生成プロセスを「信用」の次元から描き直すことで、MMTにもつながる素朴な認識を覆し、政策の指針を示す。金融政策の再構築にむけて。

目次

序章 金融政策の前提を疑う―外生説批判の必要性
第1部 貨幣内生の現象―イギリス金融史の実態(通貨論争期における金準備と銀行券流通;第一次大戦期のカレンシー・ノート発行;両大戦間期における金本位復帰と金本位放棄;額面別・地域別流通に現れる銀行券の内生性)
第2部 貨幣内生の根源―振替決済システム形成と信用先行(物々交換神話の解体と信用先行視点の導入;振替決済システムの形成とロンドン金融市場;イングランド銀行と預金・銀行券の普及;振替決済システムの発展と銀行券の現代化;補論 MMTにおける内生説・外生説の混在)
終章 天動説から地動説へ―振替決済システムと信用先行による内生的貨幣供給

著者等紹介

金井雄一[カナイユウイチ]
1949年岐阜県に生まれる。現在、名古屋大学名誉教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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人生ゴルディアス

8
好き。大学生の時に読んだ経済学の教科書に、銀行に預金があると次の銀行に9割貸して、また次の銀行に9割貸して……とやって信用が増えますみたいな説明が出てくるが、正直意味が分からなかった手合いなので、本書でひとつの答えが出た。たまに見かける、預金は銀行貸し出しの源泉ではない、という意味もようやく分かった。初めに信用ありき。五日目に決済機能が生まれ、六日目に信用付与機能が生まれ、神は七日目にFXを楽しまれた。銀行券が実体として銀行から出てくる様子を鮮やかに説明してあるのがすごく納得いくものだった。2024/04/10

takao

3
ふむ2023/12/27

ゼロ投資大学

1
外生的貨幣供給説と内生的貨幣供給説の観点から中央銀行の金融政策を見ていく。中央銀行は景気が冷え込むと、金利の引き下げと市場の国債を購入して資金を供給する量的緩和政策を取ってきた。2023/09/14

okadaisuk8

1
非常に刺激的な論考。物々交換から発展し貨幣が生まれたという説にすら疑問を唱え、通貨を生み出し、価値を支えるのは「負債」だと説き、貨幣数量説を完全否定する。また、その理論をもとにしたMMTへの考察も面白い。黒田東彦日銀総裁はマネタリーベースを操作目標にした大規模緩和を打ち出した13年4月の金融政策決定会合の議事録が開示されたのと前後して出版されたのは何かの因果だろうか。2023/08/31

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