出版社内容情報
ナポレオン戦争後の信用制度改革期から古典的な金本位制が終結する第一次大戦までのイングランド銀行金融政策の形成・展開過程を、イギリス資本主義の確立・発展との関係で実証的に解明する。わが国で初めての本格的なイングランド銀行史研究である。
目次
序章 問題の所在
第1章 イングランド銀行における金融政策の萌芽
第2章 1844年イングランド銀行法―金融政策の否定とその帰結
第3章 1844年イングランド銀行法の「定着」とイングランド銀行金融政策の生成
第4章 ロンドン金融市場の国際化とイングランド銀行金融政策の確立
第5章 信用制度構造の変化とイングランド銀行金融政策の展開
第6章 国際金本位制の確立とイングランド銀行金融政策の動揺
終章 総括と展望
著者等紹介
金井雄一[カナイユウイチ]
1949年岐阜県に生まれる。1981年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。佐賀大学教育学部助教授、名古屋大学大学院経済学研究科教授などを経て、名古屋大学名誉教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。