出版社内容情報
縄文時代のドングリ食・漁業から弥生時代の卜骨・鳥形木製品、さらには近世の瓦・木綿にいたるまで、長年にわたる日韓の精力的なフィールドワークをもとに物質資料の比較を通して、日本と朝鮮半島との持続的な交流の実態を解明、以て新たな物質文化史の構築を試みた労作である。
目次
第1章 日韓におけるドングリ食と縄文土器の起源
第2章 朝鮮海峡における漁民の交流
第3章 全羅南道郡谷里貝塚出土の卜骨
第4章 韓国の蘇塗と弥生時代の鳥形木製品
第5章 滴水瓦伝播の国際的背景
第6章 木綿伝播の国際的背景
著者等紹介
渡辺誠[ワタナベマコト]
1938年福島県に生まれる。1968年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程満期退学。名古屋大学文学部教授などを経て、名古屋大学名誉教授(2021年逝去)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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