出版社内容情報
定期市は新旧両大陸の主要農耕文化圏に古くから存在する人類の重要な営みで、従来、経済史、文化人類学、人文地理学等の様々な分野から注目されてきた。本書は、この定期市の分布や発生―発展―衰退のプロセスをフィールドワークを踏まえ、科学的かつ世界的視野で解明する。
目次
序論
第1部 定期市研究の意義と諸問題(世界各地における定期市の発生とその類似性;定期市研究における基本的諸問題 ほか)
第2部 定期市の展開過程(中国・河北省における定期市の展開;華中東部における市の展開 ほか)
第3部 定期市の分布と特性(インド亜大陸における市の分布について;インド・西ベンガル州における市の諸特性 ほか)
第4部 定期市の実態(バングラデシュ・ミルジャプール郡における定期市;南インド・ナーマッカル郡における定期市 ほか)
結論
著者等紹介
石原潤[イシハラヒロシ]
1939年生まれ。1962年京都大学文学部卒業。名古屋大学教授、京都大学教授、奈良大学学長などを経て、京都大学名誉教授、名古屋大学名誉教授、奈良大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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