出版社内容情報
等閑視されたライプニッツ単子論の美学的側面を、原子論・粒子論・単子論という思考過程の展開や情念論・心身二元論の再評価・再検討を介して読み解き、西田の行為的直観、アランの散文の美などを手がかりに単子論的思考が美的なものとしてあらわれてくる地平を大胆かつ精緻に切り拓く。
目次
第1部 ライプニッツの美学へ(多元論の系譜;単子論と情念論;芸術美・自然美・人格美 ほか)
第2部 西田幾多郎の創造的モナドロジー(純粋経験と意識の哲学;東西の論理と心身問題;場所の論理と弁証法 ほか)
第3部 アランの美的モナドロジー(単純性の問題;虚構の位置づけ;事物と言語 ほか)
著者等紹介
米山優[ヨネヤママサル]
1952年東京に生まれる。1981年東京大学大学院人文科学研究科修了。名古屋大学大学院人間情報学研究科教授などを経て、名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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