東アジア国際通貨と中世日本―宋銭と為替からみた経済史

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  • サイズ A5判/ページ数 574p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815810610
  • NDC分類 338.97
  • Cコード C3033

出版社内容情報

貨幣、この自由にして御しがたきもの――。宋・遼・金・元・明・日本・朝鮮など、東アジア各地に流通した宋銭は、それぞれの政権の思惑を超え、為替や紙幣を誘発しつつ、経済・社会・政治を大きく動かしていった。文献と考古学的知見を踏まえた丹念な検証により、従来の見方を一新する画期的な貨幣・金融史。

内容説明

新たな貨幣・金融史。貨幣、この自由にして御しがたきもの―。宋・遼・金・元・明・日本・朝鮮など、東アジア各地に流通した宋銭は、それぞれの政権の思惑を超え、為替や紙幣を誘発しつつ、経済・社会・政治を大きく動かしていった。文献と考古学的知見を踏まえた丹念な検証により、従来の見方を一新する画期的労作。

目次

第1部 東アジアの国際通貨(国際通貨としての宋銭―王安石の通貨政策の再評価;遼北宋間における宋銭の循環―太平銭偽造の背景 ほか)
第2部 古代日本における自国銅銭流通の意義(和同開珎銀銭の流通より見た市場動向の独自性;市場と貨幣に対する律令政府の支配力の限界 ほか)
第3部 宋銭の移動と中国大陸における貨幣の変貌(日本への宋銭流入―12世紀末期の宋銭排除論とその背景;南宋の銅銭流通量の問題 ほか)
第4部 中世日本における金融の発達(11世紀の返抄を媒介とした為替;割符のしくみとその革新性―2種類の割符の並存理由 ほか)
第5部 宋銭の時代の終焉(中世日本における金融の拡大と縮小―宋銭の時代の終焉;17世紀における朝鮮半島での銅銭流通―宋銭の終着駅)
貨幣金融史上における宋銭流通の意義

著者等紹介

井上正夫[イノウエマサオ]
1964年香川県に生まれる。1987年京都大学経済学部卒業。2001年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、松山大学経済学部教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゲオルギオ・ハーン

25
10世紀〜16世紀の東アジア、特に中国と日本での貨幣経済の展開を研究した一冊。先行研究を再検討し、自説を作り上げるしっかりした内容。管理通貨制度が整備される以前の貨幣価値に関する政府の主導権はどんなものなのか調べてみたくなったので読んでみるとやはりそれほどでもないという印象。日本の場合は割符制度が金融システム的に機能している時は貨幣の流動性が高いおかげで価値を維持するが、割符制度が衰退すると貨幣の流通が鈍化してダブつくので価値が落ちたという指摘は鋭く、国外から大量に来たから暴落したという説を否定している。2023/12/05

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