近世東地中海の形成―マムルーク朝・オスマン帝国とヴェネツィア人

個数:
  • ポイントキャンペーン

近世東地中海の形成―マムルーク朝・オスマン帝国とヴェネツィア人

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月27日 12時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815810535
  • NDC分類 226
  • Cコード C3022

出版社内容情報

古くから東西交易の要衝として栄えた「レヴァント」。中世から近世への転換のなか、イスラーム国家とヨーロッパ商人の「共生」を支えてきた秩序の行方は? オスマン条約体制や海港都市アレクサンドリアのありようから、異文化接触の実像を明らかにするとともに、東アジアに及ぶ「治外法権」の淵源をも示した力作。

内容説明

イスラーム国家とヨーロッパ商人の共生か。古くからの東西交易の要衝「レヴァント」。中世から近世への転換のなか、それを支える秩序の行方は?オスマン条約体制や海港都市アレクサンドリアのありようから、異文化接触の実像を明らかにするとともに、東アジアに及ぶ「治外法権」の淵源をも示す。

目次

第1部 商業特権と条約体制の規範構造(マムルーク朝最末期エジプトにおけるヴェネツィア人の商業特権;オスマン帝国・ヴェネツィア間の条約規範の展開)
第2部 エジプトの支配体制と海港社会―アレクサンドリアの事例研究(マムルーク朝とエジプトのヴェネツィア人;オスマン帝国とエジプトのヴェネツィア人)

著者等紹介

堀井優[ホリイユタカ]
1965年神奈川県に生まれる。2002年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。2003年地中海学会ヘレンド賞受賞。広島修道大学経済科学部准教授を経て、同志社大学文学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

13
15~16世紀におけるエジプトのイスラム勢力とヴェネツィア人の関係に迫った一冊。王朝の弱体化と対外危機によりスルタン・商人間に対立が生まれたマムルーク朝末期から、オスマン朝の覇権が確立し、安定した商業関係が築かれるまでをヴェネツィア人が結んだ「条約」から解説している。とくにオスマン朝の領土拡大に伴い対外関係の処理が、地方の総督による対応からイスタンブルの宮廷での審理に移行し、王朝権威の上昇が見て取れるのが興味深いところ。またユダヤ人の進出も著しく、オスマン朝の平和のもとで競争が激化したのも伺える。2022/02/03

人生ゴルディアス

6
よかった。アフドナーメは諸条約とも言うべきもので、オスマンが征服地において各種勢力との間に結んだ。中でも商業に関するものがかの有名なカピチュレーションのようだ。アフドナーメはオスマン帝国が拡大するのに合わせ締結されるものだから、ではその具体とは、ということで著者はマムルーク朝エジプト末期、特にアレクサンドリアのヴェネツィア人に着目し、マムルーク朝期とオスマン征服後との権利義務関係を明らかにすることで、どのようにアフドナーメが広がっていったかを明らかにする。2024/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19126655
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。