出版社内容情報
序 章 教育原理を組みなおす
はじめに
1 変革の時代と21世紀の課題
2 教育者の課題
3 本書の構成と学習のポイント
第I部 変革の時代の教育へ
第1章 教育学とはどのような学問か
――教育論から教育学へ
はじめに
1 何が「教育」と呼ばれてきたのか
2 educationの意味の変遷
3 近代の教育論の展開
4 学問としての教育学とその多元化
おわりに
コラム ナチュラル・ペダゴジー
Taking Sides 教育は個人のためか社会のためか
第2章 子ども・経験・共同体
――近代教育以前の人間形成
はじめに
1 江戸時代の民衆教育にみる人間形成
2 「教えることのない共同体」と近代化
3 非認知能力の獲得と学びに向かう力
おわりに
コラム アクティブ・ラーニング
Taking Sides インクルーシブ教育は子どもの学びに寄与するか
第3章 家族・学校・社会
――教育する家族の誕生
はじめに
1 〈子ども〉の発見と教育する家族の誕生
2 学校の誕生――見習修業から学校教育へ
3 「教育する家族」の変遷
おわりに
コラム アーキテクチャ
Taking Sides 学校はしつけの場なのか
第4章 道徳教育の歴史と展望
――寛容なあり方を目指して
はじめに
1 道徳思想の多様性――古代から近代へ
2 日本の道徳教育の歴史――明治から現代へ
3 日本の道徳教育の理解――アメリカの道徳理論からの視点
4 自律的道徳主体をこえて
おわりに
コラム 脳科学と道徳
Taking Sides 道徳は教えられるか
第5章 教育成果のユニバーサル・デザイン
はじめに
1 DeSeCoのコンピテンシー概念
2 PISAの測定手法と日本の調査結果
3 PISA以降の諸外国の教育動向
4 評価指標から学習方向性へ
おわりに
コラム Soci
内容説明
分断にむきあう教育のために。環境変動、グローバル化、感染症など、ますます加速する変化と、それに伴う分断のなかで、教育はいかなる役割を果たせるのか?変革にただ即応するだけではない粘り強い思考力を養い、より良い教育をめざす問いを手放さない教師になるための、最良の教育学入門。
目次
教育原理を組みなおす
第1部 変革の時代の教育へ(教育学とはどのような学問か―教育論から教育学へ;子ども・経験・共同体―近代教育以前の人間形成;家族・学校・社会―教育する家族の誕生 ほか)
第2部 変革のさなかにある教育(測定の科学と教育評価―誰が何のために測るのか;学校と不平等;学校教育批判の系譜 ほか)
第3部 変化の時代の先へ(デモクラシーと未来の学び;科学技術と人間;学校教育とケア―ケアと学びの関係 ほか)
ポスト変革の時代の「教育の未来」―よい教育とはなにか
著者等紹介
松下晴彦[マツシタハルヒコ]
現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授
伊藤彰浩[イトウアキヒロ]
現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授
服部美奈[ハットリミナ]
現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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