出版社内容情報
ジョセフソン効果をはじめとした、超伝導界面に現れ得るさまざまな現象は、アンドレーエフ束縛状態という視点から統一的に説明できる。超伝導のもつ対称性や接合先によって界面での挙動が変わる様子を、見通しよく整理。トポロジカル超伝導の背景を深く理解する上でも必読の書。
内容説明
トポロジカル超伝導をより深く理解するために。ジョセフソン効果をはじめ、超伝導界面に現れ得るさまざまな現象を、統一的視点から解説。超伝導のもつ対称性や接合先によって界面での挙動が変わる様子を、見通しよく整理する。
目次
第1部 超伝導の基礎(量子統計力学の復習;第2量子化;超伝導の基礎 ほか)
第2部 表面アンドレーエフ束縛状態と超伝導対称性(異方的超伝導体における表面アンドレーエフ束縛状態(SABS)
異方的超伝導体のジョセフソン効果の理論
超伝導体接合におけるスピンに依存したトンネル効果の理論 ほか)
第3部 トポロジカル超伝導(表面アンドレーエフ束縛状態とトポロジカル不変量;トポロジカル物質の分類とマヨラナフェルミオン;トポロジカル超伝導の人工設計 ほか)
付録
著者等紹介
田仲由喜夫[タナカユキオ]
1962年生。1990年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。新潟大学助手・助教授などを経て、名古屋大学大学院工学研究科教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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