移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画

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移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画

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  • サイズ A5判/ページ数 560p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815810160
  • NDC分類 702.35
  • Cコード C3071

内容説明

日本から西洋へ、そして西洋から日本へと海を越えた芸術の種子。どのように移動・変容・開花したのか。「アカデミスム対前衛」の構図に囚われることなく、ジャポニスムの多面的展開から近代洋画の創出まで、フランスを中心に一望し、選択的な交雑による新たな芸術史を描きだす。

目次

移り棲む美術
第1部 ジャポニスムの群生(十九世紀後半のフランスにおける日本趣味;サロン絵画における主題としての日本―異国趣味と女性像;フィルマン=ジラールとジャポニスム;変容する〈アジア〉―大陸寓意像と「日本娘」;「マネ・印象派のジャポニスム」再考―浮世絵版画との関係を中心に;絵の中の文字―近代フランス絵画の場合;フランスにおける陶磁器のジャポニスム)
第2部 蘇るラファエル・コラン(ラファエル・コラン―「ダフニスとクロエ」の画家;コランと日本―共鳴のジャポニスムから日本近代洋画の父へ;)
第3部 日本近代洋画の開花(西洋留学と明治洋画;山本芳翠の裸婦像―“天女”と“裸婦”について;明治洋画とレアリスムの系譜―五姓田義松のフランス留学;黒田清輝と西洋美術教育;黒田清輝とフランス絵画;ラファエル・コランと日本人画家たち;芸術の移動と変容)
芸術の移動と変容

著者等紹介

三浦篤[ミウラアツシ]
1957年島根県に生まれる。1981年東京大学教養学部卒業。1990年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1997年パリ第4大学にて博士号取得。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書:『近代芸術家の表象』(東京大学出版会、2006年、サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アキ

78
東大教授の著者による自身の30年に渡る研究成果の集大成。テーマはフランスにおけるジャポニスム研究と日本近代美術研究。3部構成の第I部では1878年をピークとしたフランスへのジャポニスムの影響。第II部では黒田が師事したラファエル・コランが戸外の裸婦像を得意とする外光派アカデミズム画家であったこと、そして第Ⅲ部で日本近代洋画へのフランス美術の影響。ちょうど、ポーラ美術館で黒田清輝とコラン展を観に行く予定。https://www.polamuseum.or.jp/exhibition/20210417c02/2021/09/04

多喜夢

9
フランスのジャポニズムと日本近代洋画とのコラボレーションを詳細に語る。山本芳翠の「浦島」、黒田清輝の「知・感・情」などかつて衝撃を受けた絵の背景がよく分かった。ラファエル・コランは、日本の洋画発展に無くてはならない存在だったことを知った。勉強になった。2021/10/17

オムロン

6
【<雨中の橋>もまた単なる模写ではなく、枠の上に漢字を加えることで独自のジャポニズム作品に変容させる…】好奇心をくすぐられる作品があるとして、魅力を感じて模写するなら、そこに創造性を排除することは難しいのかも。人や作品は今後も移動するとして好奇心はどんな時に伝播していくのだろうか。

Go Extreme

2
ジャポニスムの群生: 19世紀後半のフランスにおける日本趣味 サロン絵画における主題としての日本 フィルマン=ジラールとジャポニスム 変容する〈アジア〉 「マネ・印象派のジャポニスム」再考 絵の中の文字 フランスにおける陶磁器のジャポニスム 蘇るラファエル・コラン: ラファエル・コラン コランと日本 日本近代洋画の開花: 西洋留学と明治洋画 山本芳翠の裸婦像 山本芳翠の肖像画 明治洋画とレアリスムの系譜 黒田清輝と西洋美術教育 黒田清輝とフランス絵画 ラファエル・コランと日本人画家たち 芸術の移動と変容2021/07/24

おはじき

0
「岡田はコランと本日的に共鳴する自らの志向性を深め、展開して言った画家と見えるのである。好んで描いたのは優美な女性像、とりわけ若々しい裸婦を典雅な色調と繊細な筆致で表して他の追随を許さず、更には着物の美を取り入れた装飾的な人物画を得意としたことはよく知られている。」p4292023/10/31

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