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内容説明
日本から西洋へ、そして西洋から日本へと海を越えた芸術の種子。どのように移動・変容・開花したのか。「アカデミスム対前衛」の構図に囚われることなく、ジャポニスムの多面的展開から近代洋画の創出まで、フランスを中心に一望し、選択的な交雑による新たな芸術史を描きだす。
目次
移り棲む美術
第1部 ジャポニスムの群生(十九世紀後半のフランスにおける日本趣味;サロン絵画における主題としての日本―異国趣味と女性像;フィルマン=ジラールとジャポニスム;変容する〈アジア〉―大陸寓意像と「日本娘」;「マネ・印象派のジャポニスム」再考―浮世絵版画との関係を中心に;絵の中の文字―近代フランス絵画の場合;フランスにおける陶磁器のジャポニスム)
第2部 蘇るラファエル・コラン(ラファエル・コラン―「ダフニスとクロエ」の画家;コランと日本―共鳴のジャポニスムから日本近代洋画の父へ;)
第3部 日本近代洋画の開花(西洋留学と明治洋画;山本芳翠の裸婦像―“天女”と“裸婦”について;明治洋画とレアリスムの系譜―五姓田義松のフランス留学;黒田清輝と西洋美術教育;黒田清輝とフランス絵画;ラファエル・コランと日本人画家たち;芸術の移動と変容)
芸術の移動と変容
著者等紹介
三浦篤[ミウラアツシ]
1957年島根県に生まれる。1981年東京大学教養学部卒業。1990年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1997年パリ第4大学にて博士号取得。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書:『近代芸術家の表象』(東京大学出版会、2006年、サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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