災後日本の電力業―歴史的転換点をこえて

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災後日本の電力業―歴史的転換点をこえて

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  • サイズ A5判/ページ数 235p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784815810153
  • NDC分類 540.921
  • Cコード C3033

内容説明

3.11後の最大の焦点。東日本大震災と原発事故は、日本電力業のすがたを根底から変えてしまった。福島への補償から電源エネルギー構成の再編、10電力体制の終焉まで、政策と経営戦略の包括的検討により原発事故前後25年の実態を解明、真の課題のありかを特定し、電力業の歴史的再生へむけた道筋を示す。

目次

序章 歴史的転換への道(本書の課題と性格;歴史的文脈をふまえた電力改革への提言 ほか)
第1章 電力小売部分自由化の時代―1995~2010年(頓挫した自由化;市場の飽和 ほか)
第2章 東京電力・福島第一原子力発電所事故と原子力安全・保安院(事故の概要;原子力安全・保安院をめぐる問題状況 ほか)
第3章 電力小売全面自由化の時代―2011~2020年(小売全面自由化と発送電分離;節電と電化の交錯 ほか)
終章 歴史的転換の先にあるもの(日本電力業の歴史的転換;原子力発電をどうするか ほか)

著者等紹介

橘川武郎[キッカワタケオ]
1951年生。1983年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。青山学院大学経営学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授等を経て、国際大学大学院国際経営学研究科教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

okadaisuk8

2
エネルギー政策研究の第一人者による2000年ごろからの電力業界と呼応する政府の政策のまとめ、将来を展望した本。内容は審議会などをウォッチしている人にとっては、安定の主張で、手早く電力業界の20年を理解できる。2021/05/17

かつばやし

1
電力小売部分自由化が始まった1995年〜2010年、東日本大震災以降の2011年〜2020年に章を分け、電力業界の実情を中立の立場から客観的に論じている。2011年〜2020年の電力業界の様相がわかりやすくまとまっている本は少ないため、大変有益な内容だった。2018年の北海道ブラックアウトが起こるべくして起こったことも納得。東電の今後の道筋として、柏崎刈羽原発と火力事業を売却し、送配電事業・販売事業を中心として賠償責任を果たす、という提言は面白かった。電源構成が政治決定されることの危うさも改めて痛感した。2021/08/22

1
(2021,540.91)推進派でもなく、政府の会議で発言もしており、運動家ではないのでフラットに読める。東電の事故事後処理(廃炉・賠償・除染)費用は21.5兆円超。そのためのリストラ=柏崎刈羽原発の完全売却を提唱。売却候補先は東北電or原電。10年後以降の電源構成は、⓵原発危険性最小化②エネルギー安定供給③経済効率性④地球温暖化の視点で切ると、原子力、石炭、火力の問題点がそれぞれでてくる。それをどうミックスさせるか、著者の予測は2050年時点で再生エネ50%、火力40%、原子力10%。2021/06/20

kodanuki

0
前半は大学の教科書並みの歴史的なデータがオーガナイズして並んでおり有益。意外とこの手の情報がまとまっているものは少ない。後半は今後のエネルギー政策に関する筆者の提言。提言そのものも非常に具体性もあり、原子力発電に関して往々に見え隠れすることが多い推進と廃止の立場に偏ることなくバランスが良い。系統を中心とする安定電源の供給と地球温暖化対策という異なる課題の同時ソリューションとして、規模を抑えつつの原発リプレースメントと新技術を前提とした火力の組み合わせは説得力あり。2021/07/17

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