内容説明
決定論的世界の中でも確保できる、ささやかだが生きていくにはそれで十分に望む価値のある自由―デネットの原点!科学と哲学の二正面作戦。
目次
第1章 化け物に餌をあげないで
第2章 理性を実践的なものにする
第3章 コントロールと自己コントロール
第4章 自家製の自己
第5章 自由という観念のもとで行為する
第6章 「ほかのようにもできたのに」
第7章 われわれはなぜ自由意志を望むのか
著者等紹介
デネット,ダニエル・C.[デネット,ダニエルC.] [Dennett,Daniel C.]
1942年生まれ。1965年、オックスフォード大学より哲学博士号取得。現在、タフツ大学名誉特任教授・同大学認知科学研究センター所長。現代英語圏を代表する哲学者の一人
戸田山和久[トダヤマカズヒサ]
1958年生まれ。1989年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、名古屋大学大学院情報学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しみそー
2
読み終わったぁ! 長かった!■この本を読む上で重要なのは、デネットが依拠した根拠以上のことを文章から読み取らないことだ。この本でも、一般的に哲学で言われてる種類の自由意志を科学的世界観から導くということは出来ていない。自由意志の定義自体をもっと穏当なものに変え(熟慮できること)、そしてそれを自然主義的に記述できるものに変え(高度な予測・反省機能を持つこと)、その自由意志とそれに基づく処罰を、我々の日常感覚と大きくはズレない形で正当化しうることを示す。(とはいえズレは存在する)2022/11/19
ゆうやけPC
0
雑誌で紹介された本の割に、翻訳文も内容も分からなすぎた。著者が何を主張してたのかも覚えてない2021/03/26