内容説明
古代以来、有数の巨大経済でありながら看過されてきた、独自の発展のダイナミズムとは何か。地理・気候から商品・技術・知識まで、地域の固有性と世界経済との接続の効果を縦横に論じ、アジアとヨーロッパを結ぶ経済の全体像を浮かび上がらせる。現代の興隆への道筋をも示した初の通史。
目次
第1章 序論:インドとグローバル・ヒストリー
第2章 1200年までの港と後背地
第3章 後退する陸のフロンティア 1200~1700年
第4章 インド洋貿易 1500~1800年
第5章 貿易・移民・投資 1800~50年
第6章 貿易・移民・投資 1850~1920年
第7章 植民地化と開発 1860~1920年
第8章 恐慌と脱植民地化 1920~50年
第9章 貿易から援助へ 1950~80年
第10章 市場への回帰 1980~2010年
第11章 結論:新しいインド?
著者等紹介
ロイ,ティルタンカル[ロイ,ティルタンカル] [Roy,Tirthankar]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)教授。専門は経済史
水島司[ミズシマツカサ]
1952年富山県に生まれる。1979年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授などを経て、東京大学名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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