内容説明
一国史や地域史を超えて、グローバルな相互連関から「近代世界」の成り立ちを解明。革命の時代から第一次世界大戦にいたる「長い19世紀」を中心に、西洋近代化とは異なる視点で世界史を問い直し、政治・経済から人々の衣食住まで、新しい全体史を描ききる。
目次
第1部 旧体制の終焉(旧体制と「初期グローバリゼーション」;旧体制から近代性への道;収斂する諸革命―一七八〇‐一八二〇年)
第2部 生成する近代世界(世界革命のはざま―一八一五‐六五年頃;工業化と新都市;国民、帝国、エスニシティ―一八六〇‐一九〇〇年頃)
著者等紹介
ベイリ,C.A.[ベイリ,C.A.] [Bayly,C.A.]
Christopher Alan Bayly。1945年、イングランド生まれ。オックスフォード大学卒業後、1970年に同大にて博士号取得。ケンブリッジ大学教授、シカゴ大学教授を歴任し、2015年に亡くなる。インド史、イギリス帝国史、グローバル・ヒストリーを専門とし、1990年にブリティッシュ・アカデミーのフェローに選出され、2004年にウルフソン賞を受賞。2007年にはナイト爵を受勲し、没後の2016年にトインビー賞を受賞
平田雅博[ヒラタマサヒロ]
1951年生まれ。青山学院大学文学部史学科教授
吉田正広[ヨシダマサヒロ]
1956年生まれ。愛媛大学法文学部人文社会学科教授
細川道久[ホソカワミチヒサ]
1959年生まれ。鹿児島大学法文学部人文学科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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