内容説明
被爆後を生きた人々の物語。「原爆市長」浜井信三の肉声、見出されていく原爆症と医師たちの葛藤、はたまた平和活動に身を投じた青年たちの歩みと心のひだから、公娼制や遊郭経営、闇市ややくざの抗争にいたるまで、戦後広島の再生の足どりを人々の息遣いとともに伝える第一級のドキュメント。
目次
ロベルト・ユンク「広島での出会い」
第1編 共同作業に向けて―一九五七年五月末から同年末まで
第2編 反核平和運動の高まりの中で―一九五八年一月から同年五月まで
第3編 被爆当時と後障害の究明―一九五八年九月から五九年一月まで
著者等紹介
若尾祐司[ワカオユウジ]
1945年生まれ。現在:名古屋大学名誉教授
小倉桂子[オグラケイコ]
1937年生まれ。現在:平和のためのヒロシマ通訳者グループ(HIP)代表。広島市民賞(HIP受賞、2005年)。広島ユネスコ活動奨労賞(HIP受賞、2009年)。第25回谷本清平和賞(2013年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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