内容説明
名前に刻まれたヨーロッパ社会の軌跡。家族・親族の結びつきやアイデンティティのあり方、封建制と家族・ジェンダーの関係、フロンティア社会と文化移転、キリスト教の浸透・教化など、人名という新たなプリズムを通して過去・現在の社会・心性を色鮮やかに浮かび上がらせる。
目次
序章
第1章 「命名革命」の初期現象
第2章 新しい姓名システムの登場
第3章 単一命名から二要素命名へ
第4章 近世における命名の推移
第5章 現行法定姓の誕生
第6章 なぜスペインの姓は少ないのか
終章
著者等紹介
芝紘子[シバヒロコ]
スペイン社会史・家族史研究。1966年津田塾大学学芸学部英文科(アメリカ研究コース)卒業。1970~74年マドリー・コンプルテンセ大学留学。2005年博士(文化史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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