進化倫理学入門

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進化倫理学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784815808969
  • NDC分類 150
  • Cコード C3012

内容説明

進化論は生き方を示すことができるのか。長い進化のプロセスで、人間はなぜ、どのように道徳感覚を手に入れたのか。進化で道徳を説明できるのなら、そもそも道徳理論など不要ではないか。心理学や神経科学の最新の知見を交えてなされる活発な議論を一望。道徳とは、人間の本性とは何かを問うすべての人に向けた最良の入門書。

目次

序文 哲学者と生物学者がバーに入っていくと…
第1部 「利己的な遺伝子」から道徳的な存在へ―ダーウィン以後の道徳心理学(自然選択と人間本性;正しさの(最も初期の)起源
穴居人の良心―人間の道徳の進化
公正な報い
美徳と悪徳の科学)
第2部 「何であるか」から「何であるべきか」へ―ダーウィン以降の道徳哲学(社会的調和―善と悪、および生物学的な醜さ;ヒュームの法則;ムーアの自然主義的誤謬;ムーアとヒュームを再考する;進化論的反実在論―初期の試み;最近の進化論的実在論;進化論的実在論者が取りうる選択肢)

著者等紹介

ジェイムズ,スコット[ジェイムズ,スコット] [James,Scott M.]
メリーランド大学で博士号(哲学)を取得したのち、ノース・キャロライナ・ウィルミントン大学准教授。価値論、道徳心理学、進化論を専門とする気鋭の研究者

児玉聡[コダマサトシ]
1974年大阪府に生まれる。2002年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野専任講師などを経て、京都大学大学院文学研究科倫理学専修准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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月をみるもの

14
ヒューム先生のいうように、事実(である)から価値(べし)を導くことはできない。しかし進化論は、いまここにある生命は過去ずっと生き延びてきた=>滅びてしまった生命よりも環境に適応的だった=>生きる価値がある というみせかけのリンクをつくりかねない。実際は「適応度の高いものが生き残る」という演繹ではなく「生き残ったものはきっと適応度が高かったのだろう」という後付けの解釈でしかないのに。2023/10/01

オズ

5
第I部は生物の話や行動経済学などについての具体的な話も多く興味深く読んだが、第II部は進化論的実在論やメタ倫理学などぐっと抽象度が上がりやや退屈に感じられ、本全体として300頁に満たない分量であったものの読み終えるのに骨が折れた。ヒュームの法則。ムーアの自然主義の誤謬2023/05/28

izumone

3
進化論をふまえ,道徳心理学(第Ⅰ部)と道徳哲学(第Ⅱ部)を概観している。この分野の基本的入門書として,初学者に全体の見取り図を提供してくれる。道徳的実在論と道徳的反実在論の対比で問題点がはっきりわかった。ただ,著者は実在論者のようで,最終章で最新の論旨を提示するのだが,これがどうも読んでいて腑に落ちない。こちらの理解力不足もあるが,まだ学問の世界の中でうまく固まっていないような印象。反実在論の方が分がいいような気がする。これらも「臨場感」として捉えれば,とても「面白く」読めた。訳者解説の最後の一文は「?」2020/10/10

Sensyuraku

3
入門というだけあって、生物学、倫理学、児童心理学、ゲーム理論、ヒュームの法則等などかなり詳しく解説してくれる。上手いのは、ね?納得した?ってやったあとにところがこれはこういう批判が通るんだ、っていう構成を使うので好奇心刺激されちゃう。しかし2部の後半から訳の問題か原文の問題か、凄い文章が読みづらくなって最近の議論と研究についてはよう分からなかった…2019/05/11

Dolly

2
あとがきに、この著書は哲学科の教室にて教材として翻訳されたとあるように、進化論を標榜しつつ半分は哲学科向けの著書に類します。前半リチャードドーキンスの利己的な遺伝子の振り返りにはじまり、生物系の著書を読む読者には既知情報が多いと思うので、冗長に感じられます。後半、善とは真理として実在するのかという形而上学の議論。全体の印象としては、本書に名前が上がっているスティーブンピンカーやドーキンスなど、文才があり端的な比喩も秀でる学者の本に慣れていると、ほぐしずらい文体となっています。私の印象は「やや時期尚早」です2023/08/26

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