塩とインド―市場・商人・イギリス東インド会社

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  • サイズ A5判/ページ数 371p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815808594
  • NDC分類 669.022
  • Cコード C3022

内容説明

インド経済を動かしてきたもの。植民地統治の影に隠された内部からの巨大な変化とは?近世の主要財源にして後の抵抗運動の象徴ともなった塩に注目し、消費や環境、金融も視野に、勃興するベンガル地域市場と現地商人が生み出すダイナミズムを示して、近代への転換を掴みだす。インド史を書き換える瞠目の成果。

目次

市場・商人・植民地統治
第1部 東インド会社の塩専売制度と市場(インド財政と東部インドにおける塩専売;東部インド塩市場の再編;専売制度の動揺―高塩価政策の行詰まりと禁制塩市場の拡大(1820年代後半~36年)
専売制度の終焉―燃料危機、嗜好、そしてリヴァプール塩流入(1840年~50年代))
第2部 ベンガル商家の世界(塩長者の誕生から「塩バブル」へ―1780年代~1800年代;「塩バブル」の崩壊とカルカッタ金融危機―1810~30年代前半;変化は地方市場から―地方商人の台頭;市場の機能と商人、国家;塩商家の経営―経営史的アプローチの試み)
塩市場の変容からみる移行期の東部インド

著者等紹介

神田さやこ[カンダサヤコ]
1970年兵庫県に生まれる。2001年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2005年ロンドン大学SOAS歴史学研究科博士課程修了、Ph.D.(History)。大阪大学大学院経済学研究科講師、慶應義塾大学経済学部准教授を経て、慶應義塾大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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うえ

10
「カルカッタの知識人や富裕層は、北西部ヨーロッパに生まれ世界中に拡散しつつあった自由といった新たな価値観やアイデンティティを共有しはじめていた。グローバル化の進展のなかで、商家の商業活動という、あくまでも「家」の私的な活動が、裁判所といった公的機関との関係、ドルでの活動や議論、新聞での議論を通じ、近代的な公共性の制約を強く受けるようになった…1830年代になると、カルカッタの資産家の多くも都市部や農村部におけるザミンダーリー投資に傾倒しはじめた…不動産はより安定的な地代収入と家の名誉の確保を約束したから」2018/05/04

takao

2
塩専売制度2021/03/07

サチ

0
「イギリスの塩がインドの塩を駆逐してしまった」というような、イカニモな展開ではなかったところが面白かった。読み込んでエッセイの足しにしたい。2018/05/06

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