内容説明
世界有数の巨大産業の誕生から今日までを、初めて通史として捉えた産業史の決定版。急速な成長と生産過剰のメカニズムを鋭く分析、世界的高シェア企業の叢生など、変容する日本の石油化学産業の新たな潮流も描き出す。
目次
化学産業の概観―大きな産業規模と巨大企業の欠如
第1部 高度成長と設備過剰問題(石油化学産業の勃興期;石油化学産業の高度成長期;大型設備の完工と設備過剰の発生;投資調整の継続と設備過剰の深化;設備投資調整の逆機能)
第2部 化学産業における国際競争力の高まり(日本の化学企業の収益分析;エチレンセンター企業の変革;機能性化学事業の成長による国際競争力の獲得;政府・企業間関係と産業発展のダイナミクス)
石油化学産業の現状と課題
著者等紹介
平野創[ヒラノソウ]
1978年生。2008年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。現在、成城大学経済学部准教授(博士、商学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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