内容説明
「国」から「地域」へ―単純な均質化とは異なるグローバル化の実態を捉え、競争優位の真の源泉を浮かび上がらせる。地域特性に応じた専門化やクラスター形成のメカニズムに迫り、東アジア・北米・ヨーロッパなど地域の競争力の決定的重要性を指し示す。
目次
グローバル経営史とは何か
第1部 グローバル競争の新しい姿(米欧アジア3大市場と競争力の三つの型―製紙;クォーツ革命からファッションへ―時計;ファストファッションの台頭と百貨店の岐路―アパレル)
第2部 製造業の競争フロンティア(勃興する新興国市場と民族系メーカーの競争力―自動車1;選択的グローバル化による国境経済圏への集積―自動車2;絶えざる技術開発とグローバル競争優位―重電機器;多様な顧客に育まれた競争優位―電子部品;グローバルな産業形式と欧米優位の長期持続―産業ガス;シェール革命下の2正面作戦―化学)
第3部 サービス産業の競争フロンティア(文化産業での競争とグローバル企業の成立―出版;競争力の源泉としての規制―生命保険;地域的な産業集積からグローバルな競争優位へ―浚渫;中小企業の国際競争力を決定するもの―金融)
「国の競争優位」から「地域の競争優位」へ
著者等紹介
橘川武郎[キッカワタケオ]
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授
黒澤隆文[クロサワタカフミ]
京都大学大学院経済学研究科教授
西村成弘[ニシムラシゲヒロ]
関西大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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