内容説明
事実史と記憶史の統合。貨幣や懐中時計から、エフェメラ・古文書、そして記念碑まで、植民地期・革命期の歴史や英雄像を紡ぐモノ史料と、歴史研究に新しい知見をもたらすデジタル史料。アトランティック・ヒストリーの視点も踏まえつつ、両者を駆使した画期的なアプローチにより近世アメリカ像を再構築する。
目次
第1部 記録―当時のモノ(近世大西洋世界の諸相;デジタル史料とモノ史料のなかのワシントン)
第2部 記憶―後代のモノ(創られる記憶空間;英雄たちの記憶)
著者等紹介
和田光弘[ワダミツヒロ]
1961年広島県に生まれる。1989年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程退学。大阪大学文学部助手、追手門学院大学文学部講師等を経て、名古屋大学大学院文学研究科教授、博士(文学)。著書『紫煙と帝国』(名古屋大学出版会、2000年、第6回アメリカ学会清水博賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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