内容説明
人間のふるまいを進化の枠組みで考えることは、いまだ容易ではない。人間進化をめぐる諸科学のプログラムを横断的に検討することを通して、人間とは何かを考え直す。心や文化は進化で語れるか?
目次
第1部 人間行動進化学の研究プログラム(進化心理学;人間行動生態学;遺伝子と文化の二重継承説)
第2部 文化進化研究へのアプローチ(文化進化のプロセス研究;文化進化のパターン研究)
第3部 人間行動進化の実例を検討する(罰の進化;教育の進化)
著者等紹介
中尾央[ナカオヒサシ]
1982年生まれ。2010年京都大学大学院文学研究科単位取得退学。2013年博士(文学、京都大学大学院文学研究科)。現在、総合研究大学院大学助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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