内容説明
基礎から最新のトピック、倫理的問題まで、第一人者が現状を分かりやすく解説する。鑑定従事者や、法曹関係者はもちろんのこと、警察官や裁判員などにも必読の書。
目次
第1章 DNA鑑定とは(DNA鑑定のはじまり;DNAが語る生命の流れ;DNA鑑定手法とその進歩 ほか)
第2章 個人識別(個人識別と刑事鑑定;刑事鑑定における確率計算;個人識別の落とし穴 ほか)
第3章 親子鑑定(親子鑑定の考え方;親子鑑定における確率計算;親子鑑定の落とし穴 ほか)
著者等紹介
勝又義直[カツマタヨシナオ]
1943年、名古屋市に生まれる。1969年、名古屋大学医学部卒業。1972‐74年、米国スタンフォード大学留学。1986‐2006年、名古屋大学医学部教授(法医学)。2006‐08年、科学警察研究所長。現在、名古屋大学名誉教授、名古屋医専校長。その間、名古屋大学医学部倫理委員会委員長(1991‐99)、名古屋大学医学部長(1999‐2003)、日本法医学会理事長(2003‐06)などを歴任。現在までに行った司法解剖は870体、その他の鑑定約50件(半数がDNA鑑定)にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zoe
19
2014年の本。導入部のDNAの説明は、非常に理解しやすいかも。DNAの指紋。Short Tandem Repeat (STR)でもって判定する。グローバルスタンダードは10-15ローカスのSTRのキット。本人、兄弟、親子。集団内での出現率。変異の生じる確率。コンタミに注意。子供に知る知らない権利があるのに、親が勝手に親子判定などしてよいのか。国によってはいけない。郵便で簡単にできるが、遺伝形質までわかってしまうという、プライバシーの保護の問題。鑑定と研究の違い。2018/08/13
DualBlueMoon
0
locusは今どのくらいなんだろうか。2018/09/30