三つの世界の狭間で―西欧・ロシア・オスマンとワラキア・モルドヴァ問題

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三つの世界の狭間で―西欧・ロシア・オスマンとワラキア・モルドヴァ問題

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  • サイズ A5判/ページ数 213,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815807207
  • NDC分類 239.1
  • Cコード C3022

内容説明

西欧・正教・イスラームの三つの世界が接する境域地帯に視点を定め、近代へと移行していく複雑な「世界の一体化」プロセスを、政治外交面から、多言語の一次史料を基づいてつぶさに描き出した、世界的にも稀有な労作。

目次

序章 西欧・正教・イスラーム世界の狭間で
第1章 一八世紀前半までの西欧・正教・イスラーム各世界間の政治的相互関係―オスマン帝国の優位から西欧・ロシア・オスマンの均衡へ
第2章 一八世紀前半までのワラキア・モルドヴァと周辺世界―オスマン帝国との宗主―付庸関係、西欧・ロシアとのつながり
第3章 キュチュク・カイナルジャ条約―国際問題としてのワラキア・モルドヴァ問題の出発点
第4章 一七七四年以降の三世界間の政治的相互関係―ロシアとハプスブルク帝国によるワラキア・モルドヴァ進出の開始
第5章 共和国フランスのワラキア・モルドヴァ進出―フランスとイギリスの両公国問題への関与の始まり
第6章 ナポレオン戦争期のワラキア・モルドヴァ問題―フランス・ロシア・オスマン帝国の狭間で
終章 近代移行期における三世界の中のワラキア・モルドヴァ―その後の展望とまとめ

著者等紹介

黛秋津[マユズミアキツ]
1970年東京生まれ。1994年東京大学教養学部卒業。2004年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。北海道大学スラブ研究センタープロジェクト研究員、広島修道大学経済科学部准教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

21
西欧とそれに隣接する正教とイスラームという三つの世界の狭間に位置していたワラキアとモルドヴァに焦点を当て、1768年から1812年を主な対象とし、この地域をめぐって西欧諸国・ロシア・オスマン帝国間で生じた政治外交問題を検討。元々オスマン帝国の付庸国としてのワラキアとモルドヴァであったが、黒海通商とそれに伴う領事・通商代表の設置などを求めハプスブルク帝国とロシアが進出してくるなど諸外国が関与を強める。この地域の問題は「ヨーロッパの火薬庫」となる近代バルカンの先駆けとも位置づけられるようだ。2023/05/28

ユビヲクワエルナマケモノ

7
西欧、正教のロシア、イスラムのオスマン帝国の三つの「世界」が交差するワラキア・モルドヴァを焦点とするが、先に読んだ『クリミア戦争』はまさにこの地を序盤戦として始まる。やたら回数の多い露土戦争と長ったらしい名の割に中身がぼんやりしている条約を覚えさせられて辟易していた部分だが、本書のおかげで大分この辺の事情が頭の中で整理できた。終章で著者が「経済的側面を十分検討することができなかった」と述べているが、トルコをめぐる西欧とロシアの角逐を理解する上で、この地域との通商関係の実態はもっと掘り下げられると面白い。2024/04/26

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