内容説明
資源メジャーの台頭、新興国向け需要の急拡大のもと、日本の原料資源調達はどのような方向を目指すべきか?総合商社を軸とした戦後資源調達方式の成功を新たな視点で実証するとともに、曲がり角を迎えた戦後日本の資源調達システムの再構築へのヒントを、歴史的視野で提示する。
目次
原料調達システムと総合商社―課題と視角
第1部 分業型大量資源調達システムの形成と展開(大量資源調達システムの確立;鉄鉱石開発輸入と総合商社;総合商社・資源ビジネスの新展開)
第2部 原料調達システムの国際比較(ユーザー企業による垂直統合:アメリカ;単純化された長期契約方式:韓国;垂直統合方式の破綻:中国;資源メジャーの台頭と世界市場の変容)
第3部 総合商社の企業間システム(鋼材流通と総合商社;企業集団と総合商社)
資源ビジネスの過去と現在―総括と展望
著者等紹介
田中彰[タナカアキラ]
1967年兵庫県に生まれる。1995年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、名古屋市立大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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