内容説明
近年、水をめぐる問題が焦点となっている。本書は、人間にとって二面性を持つ水と、それを取り巻く課題について、自然から技術、そして社会へと、三つの領域を貫く視点から体系的に把握する。
目次
第1部 自然的観点から(地球表層の水循環;水循環システムとしてのアジアモンスーンとその変動;東アジアの降水活動と特徴;沿岸域の水・物質循環;森林と水環境;地下水の脆弱性と持続可能性)
第2部 技術的観点から(治水・利水と河川生態系;水資源管理;農業と水循環システム;水循環を考慮した都市デザイン;水環境エコシステムの構築)
第3部 社会的観点から(水利と水災害の歴史;水利権と河川の管理;河川の公共性;これからの水環境政策)
著者等紹介
清水裕之[シミズヒロユキ]
1952年生まれ。1983年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。現在、名古屋大学大学院環境学研究科教授、工学博士
桧山哲哉[ヒヤマテツヤ]
1967年生まれ。1995年筑波大学大学院地球科学研究科修了。現在、総合地球環境学研究所准教授、博士(理学)
河村則行[カワムラノリユキ]
1961年生まれ。1991年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、名古屋大学大学院環境学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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