内容説明
激動の世紀が残した教訓と希望を読み解き、多元主義的国際社会実現の可能性を考える。豊富な図版・資料とともに、現代の国際政治の流れを一望する信頼のテキスト。
目次
20世紀と国際政治
第1部 2つの世界大戦の時代(帝国主義の時代と第一次世界大戦;第一次世界大戦後の国際体制;1930年代危機と第二次世界大戦の起源;第二次世界大戦;第二次世界大戦の終結と戦後秩序)
第2部 冷戦と地域紛争の時代(冷戦の起源とヨーロッパの分裂;冷戦と超大国の支配;冷戦の諸相;冷戦後の世界と地域紛争;中東紛争と湾岸戦争;テロとの戦争―アフガニスタンとイラク)
21世紀の国際社会と国際政治
著者等紹介
佐々木雄太[ササキユウタ]
1943年生。1969年京都大学大学院法学研究科博士課程中退。現在、愛知県立大学長、名古屋大学名誉教授、法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yo
4
国際政治が成立したウェストファリア体制のあたりから現代までの国際政治史を全体的に述べる。左ページが本文で右ページが図や参考資料という構成なので、ページ数程の分量はない。かなり簡潔に押し込んだ形なので、ジョセフ・ナイ『国際紛争』に比べると、「分析してる感」に欠け、ただ単純に歴史を叙述すているイメージ。とても教科書的な本。大学受験的な勉強が染みついててそういう風にやりたい人にはいいのかな?悪い本では決してないが、どういう時におすすめできるかはわからない笑2015/08/25
百木
1
教養としておさらいしたかったので図書館で借りて読む。大学の教科書として書かれたようで、平易な文章と左ページに文章、右ページに資料という構成は分かりやすかった。2017/06/14
もも
0
これも試験の関係で読んだ本。(確か)第一次大戦から現在に至るまでの歴史が、ヨーロッパを基軸として書かれている。わかりやすかった。2014/02/25
Tatsuya Kida
0
内容はたぶん、高校で政治やった人なら楽しんで読める教材だとおもいます。でも、あくまでも教材として使う本かなと。左ページが説明で、右ページがそれに対する資料が毎ページ載っていて、珍しいこうせいで楽しみながら見れます。2012/05/08
lauretanae
0
大学の指定教科書。第一次世界大戦の戦前から最近までの政治史の本。子供の頃のボンヤリTVで観ていたものの意味が分かったりして、歴史のリアルタイム視聴をしていたんだな、と思いました2023/12/05