内容説明
環境保全・自然再生の切札!善意に頼った環境保全運動だけでは行きづまりつつある今日従来の枠を大きく超えたスタイルで、世界各地で自然保護に取り組む人々をピューリッツァー賞作家らが鮮やかな筆致で描き出す。「自然の恵み」を経済に組み込む新しい試み。
目次
プロローグ 自然の財産
1 オーストラリアニューサウスウェールズ州カトゥーンバ―雲上に夢を描く
2 二酸化炭素排出権取引の夜明け
3 ニューヨーク―清らかな美味しい水の作り方
4 カリフォルニア州ナパ―川の自然再生で復興を遂げた町
5 バンクーバー島―プロジェクト・スナーク
6 ワシントン州キング郡―巧みな交渉術
7 オーストラリア―民間野生生物保護区の挑戦
8 コスタリカ―利用されて活きる母なる自然
9 テレゾポリス―モーターはもう回っている
10 鳥、ミツバチ、そして生物多様性の危機
エピローグ 来るべき革命への希望
著者等紹介
デイリー,グレッチェン・C.[デイリー,グレッチェンC.][Daily,Gretchen Cara]
スタンフォード大学生物学部教授。生態系サービスや自然資本という概念の構築・発展に、最初期より重要な貢献を果たしており、近年立ち上げた「自然資本プロジェクト」は、世界各地で展開されている
エリソン,キャサリン[エリソン,キャサリン][Ellison,Katherine]
ジャーナリスト。世界各地での取材を基にした記事には定評があり、フィリピンのマルコス大統領(当時)に関する記事でのピューリッツァー賞受賞(1986年)をはじめ、数々の賞を受賞
藤岡伸子[フジオカノブコ]
名古屋工業大学大学院工学研究科教授
谷口義則[タニグチヨシノリ]
名城大学理工学部准教授
宗宮弘明[ソウミヤヒロアキ]
名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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