内容説明
中国やヴェトナム、ロシアや中東欧など諸国の比較にもとづき、社会主義の理念と現実、崩壊の理論的根拠、体制移行の戦略と過程、結果と評価、さらには民営化と腐敗の問題や、今後の行方まで、幅広い視角から移行20年を徹底検証。
目次
第1章 体制移行とは:いくつかの概念的枠組み
第2章 体制移行の歴史的背景
第3章 体制移行の理論的根拠
第4章 体制移行の過程
第5章 体制移行の結果
第6章 民営化の経済学
第7章 体制移行と腐敗
第8章 体制移行の評価
終章 資本主義に向かって脱走する移行経済国
著者等紹介
中兼和津次[ナカガネカツジ]
1942年北海道に生まれる。1964年東京大学教養学部卒業。アジア経済研究所調査研究部研究員、一橋大学経済学部教授、東京大学大学院経済学研究科教授等を経て、青山学院大学国際政治経済学部教授、東京大学名誉教授(経済学博士)。『中国経済発展論』(有斐閣、1999年、アジア太平洋賞大賞・国際開発研究大来賞)、『中国経済論』(東京大学出版会、1992年、大平正芳記念賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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