内容説明
繁栄を極めた近世オランダ経済の歴史的実態を、ニュー・エコノミック・ヒストリやアナール学派など、最新の研究方法を駆使して解明する。最初の「近代経済」か「中世経済」の残り火か?ジョルジ・ラーンキ賞受賞(Economic History Association、1998)。
目次
第1部 構造(空間と時間、構造とコンジョンクチュール;人々;貨幣と税金、借入と貸付;三つの疑問)
第2部 産業構造(農業;漁業;工業;一七世紀中頃までの外国貿易;一七世紀中期以降の外国貿易)
第3部 分析(都市と農村;生活水準と労働市場;マクロ経済学的分析)
著者等紹介
大西吉之[オオニシヨシユキ]
大阪大学文学研究科博士課程単位取得退学、文学修士。現在、富山大学経済学部准教授。専門は17、18世紀オランダ経済・社会史
杉浦未樹[スギウラミキ]
東京大学経済学研究科博士課程単位取得退学、経済学博士。現在、東京国際大学経済学部准教授。専門は17、18世紀オランダ流通史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。