内容説明
19世紀、世界有数の製鉄工業都市として突如出現し、英国の未曾有の繁栄を支えた建設都市ミドルズバラの発展の軌跡を膨大なセンサス個票から復元、産業集積、都市形成、医療福祉、労働問題における先駆的な対応とともに、衰退局面の苦難をも捉えて、今日的な産業都市の原型を描き出す。
目次
近代イギリスの地域工業化と都市―本書のねらいと構成
1 黎明期の都市(都市建設;製鉄工業の発展;クリーヴランドの産業集積)
2 人口(人口変動と人口移動;クリーヴランド製鉄工業の発展と労働市場の特質)
3 地域工業化と社会(北東部イングランド製鉄工業における労使関係の展開;労働災害と医療福祉制度)
ヴィクトリア朝工業都市ミドルズバラの興隆と衰退
著者等紹介
安元稔[ヤスモトミノル]
1941年大連市に生まれる。1970年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、駒澤大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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